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2017年7月

タンザニア 4

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翌日は少しゆっくり朝食をとって8時スタート。チェックアウトを済ませてジープに乗り込む。
本日は午前中動物を観ながら戻り、夕方ンゴロンゴロのセレナロッジに到着という予定。

少し北の方にむかってまずはスタート。ハゲコウやかっこいい猛禽もたくさんみられたし、ライラックブレスティッドという綺麗な鳥も、ハタオリドリも、名前はわからないけれど道端のアリヅカに必ずいて、「ぴーちゅり~」ととっても澄んだ良い声で歌う鳥も、なんとしてもみたかったセクレタリーバードも、たくさんみられた。鳥がすきな日本人は珍しいとジョンはいう。

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〈左、みたかったセクレタリーバード。右はハゲコウ〉

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ジョンがガイドとして感じた各国人の特徴をおしえてくれた話が以下。特に他意はなく、聞いたままを書いてみる。

まず、鳥が好きなのはアメリカ人とイギリス人。日本人はとにかく小さいものが好きで、幼獣や小動物をみて「かわいい~」と喜ぶ。
フランス人とイタリア人は大物が好きで大物しか興味がない。アメリカ人が鳥をみて喜んでいると「なにがおもしろいんだ」と馬鹿にする。
イタリア人は加えて群れが大好きで大騒ぎする。

ロシア人は何が好きかというと、お酒とショッピング。撮る写真はバーとプールで、サファリの間、動物を見つけて後ろを振り返ると寝ている。そして「俺はキリンをみてないぞ」といって、空港でキリンの木彫りを買って帰る。
インド人は食べてばっかり。ロシア人とアメリカ人はチップをはずむからお金持ちのイメージ・・・。などなど。
まだ中国韓国はさほどいないようで、話題には上らなかったし、実際ほとんどみかけなかった。

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〈これもみたかったブチハイエナ!〉

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そしてセレンゲティの中央部、一番動物が集まるというセロネラで、樹成りライオン親子をみて、ランチは展示場があるところで。ガイド修行中の若い女の子が、ひとわたり展示を説明してくれた。15分ほどだけれどなかなか面白く、励ましの気持ちでできる限りのお礼をした。そして名残をおしみながらとうとうセレンゲティを去る時がきた。ゲートを振り返り振り返り、レセプションでチェックアウトの手続きをしてもらい、溜息をつきながらまたマッサージロードを揺られ、4時半ごろンゴロンゴロのセレナロッジに到着。

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〈ハイラックス。2種類いるのだが、こちらはキボシイワハイラックスというらしい。もう一種はミナミキノボリハイラックスでこちらは夜行性の為、見かけることはほぼないらしい〉

セレナはソパよりランク上とされているが、部屋自体はセレンゲティのソパのほうがモダンでファシリティも上等だったし広かったし、飲み物のサプライもたっぷりあった。
セレナはこじんまりした野性的な味わいで、ほんとに山のロッジという雰囲気。
2300mの高度にあるため、かなり寒い。部屋にもヒーターがはいり、レストランには暖炉に薪が燃えていて、スタッフは分厚いフリースのお仕着せだった。

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暖炉のそばの席に案内され、2日ともコース。ここでやっとやっと、食べてみたかったウガリを試すチャンスが訪れた。これがおいしい。ほんとうにおいしくて、動かずに食べ過ぎの毎日のとどめをさすがごとく、完食。頼んだのはローカルフードコースなのだが、この肉もとってもおいしくて、褒めちぎったらなんと山盛りにお代わりをくれた。もちろん完食。おかげで翌日から3日間、胃が痛くてまともに食べられなくなってしまった。

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満腹で部屋に帰ると、ベッドの用意ができていて、さすがに寒いので(5~10度の間と思われる)蚊もいないから蚊帳はないかわりに、こんどは湯たんぽが入れてあった。これはうれしかった。シャワーを浴びても手足が温まらずちょっと辛かったから、ほんとにうれしい心遣いだった。

ウガリというのは白トウモロコシの粉を練ったもので、マッシュポテトを想像するとよい。これがもちもちネチネチして、ものすごくうまい。市販品の商品名(メイズ)と作り方を教えてもらい、最後まで買おうとしたけれどとうとう買えなかった。帰国して当然さがしたら、アメ横で売っているので、商品名はちがうけれども無事入手。まだ作っていないけれど、あの幸せだった日々を思い返したいときに作ってみようとおもっている。

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タンザニア 3

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ゲートをくぐるとすぐ、ジョンが「ゾウサン」という。一瞬思考がとまり「象さん」であることを認識する。左右にそれぞれ1頭ずつ、樹の枝をちぎっていた。すこし高台になっているそのゲート付近からまっすぐに伸びる細い道の両脇に、ほんとうにほんとうに果てしない草原が広がっている。セレンゲティ、それはマサイ語で「はてしない草原」。

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そこに黒い点がびっしりと。それはヌーの大群だった。マサイマラへのマイグレーションだ。ここのところ雨が降らないので、ヌーも進行方向を定めかねているのだそうだ。セレンゲティでの最大のイベント、それはヌーとシマウマの大移動である。これが子供のころから私の脳裏に刷り込まれた映像のもっとも強いもので、広く世に知られている。

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ヌーはとても嗅覚が優れているので雨の匂いを嗅ぎとって進行方向をリードし、シマウマはとても目がいいから捕食動物を警戒して危険を知らせる。この2種がお互い補い助け合い、協力共存して大移動を成功させるのだ。

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〈左、ソーセージツリー〉

途中さまざまな動物たちと会いながら、ソーセージツリーもみたりして夕方、今宵の宿ソパロッジに到着。ハイシーズン1/4のお値段でとまれる。国立公園は道から外れることも許されない。当然、店舗等の人工物は最低限許可されたものだけになる。セレンゲティは宿泊してつは5軒のみ。キャンプ場が2つか3つか。乾季になると、水を求めて賢い象が、宿泊施設の貯水搭を襲うという。そのため常に銃をもって威嚇をするガードがいる。

ウェルカムドリンクと冷たいおしぼりのサービスを受け、チェックインを済ませて部屋へ。グレードが低いのかなんなのか、レセプションから一番遠い部屋の一つ手前。まあ、運動になるからいいのだが。とりあえず部屋でシャワーを浴びてテラスにでてみる。夕焼けに染まった大草原はどこまでも続き、鳥と動物のなく声が響いてくる。ただそれだけ。泣きたいほど幸せだ。

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お腹もすいたので7時半からのディナーには少し早いが、レセプションでしか拾えないWIFIを拾いがてら部屋を出る。さすがに山用の格好でははばかられ、襟のあるシャツなどはおっていく。実際そうでないと寒い。一人のディナーは誠に居心地が悪く、早々に退散。

 

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部屋に帰ると綺麗にベッドが整えられ、天蓋から柔らかで上質なレースの蚊帳が下りていた。キリマンジャロという名のビールでほろ酔い、テラスにでて星と月をみる。星はでも、山でみるほうがきれいだったかもしれない。

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翌朝。7時からの朝食を10分で済ませてレセプションに行くと、(朝陽を撮っていたら時間がなくなった)すでにジョンは来ていた。これは実はあまりないことのようで、ジョンが仕事に忠実な有能ガイドだからこそなのだ。通常はゲストにゆっくり朝食をとらせるスケジュールになるのだが(実際途中であった有名辺境ツアー会社の○遊ツアーさんたちは9時とかいっていた。ジョンが彼らのガイドから聞いた話。デコボコ道で疲れたからだと。)

せっかく貴重な時間とお金をかけてはるばるきているわけで、おかげさまで体力には恵まれた私はジョンのアグレッシブなやり方に無理なく対応できる。

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アカシアの樹冠をかすめるようにオウムらしき群れが飛んでいく。
朝のひんやりする空気の中をさっそく出かける。今日は丸々1日セレンでティを堪能できる。ジョンはジープの屋根を押し上げてくれる。これで胸から上は外に出る状態で、生身で草原を楽しめる。さっそくゾウの親子と遭遇。手を伸ばせば触れる距離だ。機嫌が悪ければ押し倒されかねない。

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〈セレンゲティは火山性の土地のため、地味が悪く、地盤も固く、樹木が根を伸ばすことができない。アカシアだけは横に浅く根を張る性質のため定着。このような岩の火山性のもので、コピエと呼ばれる〉

そして丈高い草の中をゆく雄ライオンの兄弟をジョンが発見。道から距離があるのでもたもたしているうちに見えなくなってしまった。多分あの樹の影でしっぽが2本見えたはず、というと、出てくるまで待ってみようという。15分くらい粘ったけれどもでてこなくて、わたしも自信がなくなったところへ、ジョンはガイド業に徹してくれたおかげですごい動画と写真が撮れた。大興奮である。

そこからはもう、夢のような1日。ここに居られる幸せに、何度も何度も、屋根の上で風に吹かれながら泣けた。ランチは木陰で。そしてトイレは車の後ろで道にしゃがんで。
わいるどだろぉ~~~。

一歩たりとも道からはみ出してはいけない。そこに叢や岩陰があろうとも。
これはよほどタイミングを計らないと非常にきびしい。なぜなら草原は遮るものがほぼないからだ。かなり遠くても後続がくればお尻は丸見えである。そしてタンザニアの人はバカバカしく目がよろしい。そりゃああの草原をみていれば目も良くなるわ、とおもう。遥か遠くまで何ひとつないのだから。人工物はもちろん天然物もほぼない。そして空ってこんなに広いのかと思う。。
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〈アカシアは根が浅いので、ゾウに押されて簡単に倒れる。ゾウは枝先に集中するミネラルを摂取するために倒すのだそうだ〉

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どこまでもどこまでも大きい空と大地。

動物もうれしかったけれども、セレンゲティで一番打たれたのはこのことだった

この日は大収穫で、無理かとおもっていた木登りヒョウとその獲物、もっと無理だとおもっていた3頭の赤ちゃん連れのチータまで見られて信じられないほどの幸運であった。チータをみつけたのはジョンの大金星で、ここから仲間のガイドに知らせるとみんな感謝しながらやってきた。チータには気の毒だったのだが、彼女も大して気にする風でもなく、木陰でのんびり休んでいた。美しい美しい野性のチータを3mの至近距離でいやというほど見ることができた。二度とないことかもしれない。

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〈木登りヒョウ!ヒョウに会えること自体めちゃくちゃラッキー!〉

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〈かっこよすぎる。右は朝ごはんのヌーの子供〉

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〈こちらもみられること自体レアなのに、さらに3頭もの赤ちゃん連れ。これ以上の幸運はないよとジョン。ありがとう。みつけてくれて。それも遠くから、耳がみえたからっていう。草原のなかでチータの耳がみつけられるってどういう視力をしているのか!すごいぞ、ジョン〉

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最近のアクティビティ 山と自転車

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                 〈竹村新道からみた槍と北鎌尾根〉

タンザニアの合間に最近の活動の備忘。タンザニアは写真の選択がめんどくさくてなかなか進まない。

6月末に念願の南アルプス 聖岳・光岳の縦走完了。これで南アルプスの主要な山は走破。百名山も残すところはなくなった。ちなみに百名山はそろそろ90に近くなった。残すは北海道幌尻と羊蹄山、東北が早池峰、関東が筑波山、草津、男体山、四国3山、九州が阿蘇と祖母山、あら、あと11だわ。

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光岳はつまらなかったが、光から聖までの景観はすばらしく、南アでこんなにも庭園のような美しいところがあったのかと驚きだった。小屋開け準備のおじさんに、去年蔵のビールの放出までいただき、最高でした。

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7月海の日の連休は9月予定の長期縦走の下準備として、これも念願の赤牛へ。普通は黒部ダムまでトロリーバスでいって、ダム湖を船でわたって奥黒部ヒュッテまでいき、そこから読売新道経由。または新穂高温泉の方から三俣蓮華を経由して。でもこれは時間がかかりすぎるので却下。あとは高瀬ダム右岸をいって竹村新道か伊藤新道にてピストン?

私は七倉山荘から船窪新道を登り、船窪小屋まで3時間(コースタイム6時間)。スタートが9時になったので無理かと思っていたがこれならいけるとおもい、針ノ木谷へくだる。せっかく1400m急登をのぼったのにまた1000mおりることになってがっくり。しかも水量が多くいちいち靴を脱ぐのも面倒で、2回目からは膝までつかって渡渉をかなり繰り返す。ルートも不明瞭でまず人の歩いている気配はない。ひさびさにドキドキしたが、素晴らしいテンバをみつけて狂喜乱舞しつつ1泊目。

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2日目は6時にでて奥黒部ヒュッテ経由読売新道をとおって念願の赤牛まではよかったが、ここから水晶まで天候急変。読売新道でたあたりから猛烈な強風になったのが、この先雨も加わって暴風雨。立っていられないような冬の富士山級でほんとうに消耗してしまった。水晶小屋で泊まるつもりが、なんと改装中で営業前という。野口五郎まで行くしかないかと思ったら、歩いてくださいと言えない状況なので特例で空きスペースに泊まってくださいと。よかった。地獄に仏。改装中なので場所がないのだが、踊り場みたいなところにお布団までつかわせてくれた。もちろの料金は通常並みで。

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最終日、野口五郎から烏帽子を回ろうかと思ったが、絶対混んでるのは明らかなので、前から気になっていた竹村新道をおりることにした。裏銀座の山並みが強風をさえぎってくれるのでのんびり槍の雄姿を楽しみながら下り、なつかしい湯俣晴嵐荘でかき氷をたべたり、温泉につかったりして、最後はタクシーにて七倉山荘まで戻り。

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しかしひさびさにプチバリで精神的に消耗してしまった。竹村新道を歩きながら、来週は山はおやすみでもいいかなと初めて思い、歩くのに初めてうんざりして、これはいかんと。

モチベーションを復帰させねば。

自転車は、6月の白石でへたれて登れなかったショックがひどく、でも考えたら初心者のちょいのり程度のビアンキでよくこれまでがんばってきたとおもい、7年乗ってさすがに初心者レベルは脱したことだし、やはりヒルクライムには軽いのが欲しいと思い始めて、さがしてみてもまずサイズがない。最近女性向けといって小さいサイズもいくつかでているけど、どれもこれも、女はこの程度だろ、というのがありありな適当な仕様しかなくて腹立たしい。

イタリアの老舗人気ブランドデ・ローザ。おなじく高級ブランド、ウィリエール。アンカーからジャイアントからいろいろみたけど、どれも思想がない。そもそも女性用って山もスキーもそうだけど、ちゃらちゃらしたデザインで素材も仕様もおざなりなものばっかり。趣味といえどもスポーツを真剣にやりたい女はたくさんいるはずなのに。

そんななか、チャリ仲間がみつけれくれたドイツの新進バイクメーカー、CANYONが、全社挙げての肝入れで女性向けバイクを真剣に開発したと知らされ。見ると、驚くほどしっかりしたコンセプトと仕様。これしかないと思われ決める。めちゃくちゃ硬派。

通販のみ、つまるところメンテも基本自分でやらなければならず、自転車屋頼りはできない。なぜなら現時点、自転車屋は自分のとこで買った物しか面倒見ないシステムになっている。持込はほぼ不可。ましてや仕様もUltimate WMN CF SLX Disc 9.0 Team CSRよくわからない取扱いのないメーカーの物なんて絶対に面倒見ない。Ultimate WMN CF SLX Disc 9.0 Team CSR

Ultimate WMN CF SLX Disc 9.0 Team CSRUltimate WMN CF SLX Disc 9.0 Team CSREcd245d10e311bf7c724ae46163ea

が、英語でのやりとりで時間がかかり、実車試乗ができないデメリットを差し引いてもこれしかないと思うほどの魅力なので決めた。オーダーから1ヶ月半。やっと先日、ドイツから頑丈な特殊ケースに入って我が家に到着。さっそくあれこれパーツの整備等進めておる。ついでにビンディングも噂のスピードプレイに乗り換えることにしたのだが、これが噂通りきつくてかたい。いきなりキャニオンでガチガチやるのもいやなので、しばらくビアンキで慣らしてからと思い、ビアンキに付Ultimate WMN CF SLX Disc 9.0 Team CSRけ替え。シューズもあいかわらずサイズがないのを探しに探して、やっとボントレーガーの売れ残りカーボンレーサー仕様6000円という掘り出し物をみつけた。さすが池袋チャーリー。他のY'sとは全然対応が違う。だいすき。Y’sのみなさん、ここよく読んでくださるように。

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いままでのビンディングは、つけたときに何も知らずにビアンキを買った大宮のY'sロードの担当さんまかせでそのまま確かめもせず乗り続け、今回調べたらこれがマウンテン用で、これではスピードなんかでるわけない、って代物だったことが判明。当然履いてるマービックも2つ穴用だし、ボロボロになってるのでこれを機会に総とっかえ。山でも峠でもどこでもいくぞ~と。

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タンザニア 2

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深夜発の飛行機で普通に寝ていたからか、時間のズレ感もなく朝までぐっすり眠った。
まあ、いつでもどこでも眠れるのがわたしの特技なのだが。

キリマンジャロの麓、アルーシャもやや標高が高く、少し寒いくらいで、予備の毛布を上からかけた。ごく当たり前にベッドには天蓋から白いレースのカヤがかかっている。もちろんマラリアを媒介する蚊をよけるため。おしゃれのためではない。

8時半にピックアップなので7時半からのご飯にいく。誰もいないレストランに陣取って初アフリカごはん。エコノミーなホテルだから贅沢ではないが、多分トウモロコシの粉が入っていると思われるねちねちした餅のようなクレープ状のものに豆のソースをかけるのがとてもうまかった。期待したコーヒーはネスカフェでちょいとがっかり。

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そしてレセプションにいくとすでにジョンがまっていた。ここから北上していよいよセレンゲティに向かう。途中、スーパーで水を買う。政治上の首都、ドドマへ行く道と分かれて右折してしばらくいくと、マサイの血をひくジョンの生まれた村を通る。なんといったかな、蚊の沼とかいう意味の名前だとか。しばらくいくとマニャラ湖国立公園を通過する。いきなりバブーンが道端に群れている。道を半分屋根のように覆うシュロの葉の上を、コウノトリの大きな群れがわたっていく。もうこの時点で泣きそうに幸せになっている。

ンゴロンゴロは巨大なクレーターであり、外輪山が崖になってぐるりとそそりたっている。標高は2300mあるので結構肌寒く、雲の中である。その外輪山を登って越えた向こうにセレンゲティがあるので、一旦ンゴロンゴロに入場しなければならない。わたしのパスポートはサインが漢字なので、その読み取りだかなんだかに手間取ったらしく(通信状況があまりよくなく)しばし待たされるがHAKUNA MATATA (No Problem)。

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〈左、ンゴロンゴロの入場ゲート〉

ここからはサファリマッサージ、無料です、とジョンがおどけるとおり、真っ赤な土埃をあげてのラフロードとなる。だが、我らのジープは力強く進んでいく。途中展望台からクレーターの絶景を眺める。このクレータの下まで明後日に降りていくのだ。しばしまたれよ、動物たちよ。

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〈ンゴロンゴロのクレータを見下ろす展望所〉

外輪山をゆるゆるとおりていく途中には、ンゴロンゴロだけ居住をゆるされているマサイの人達の村が点在する。有力な男は7人まで妻をもち、たくさんのヤギと牛を飼って、地所も家も大きい。緑の草原に、点々と散らばる家畜と、赤い衣をまとった背の高いすらりとした人たちがいるのは、ほんとうに絵になるものだった。

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少し悲しかったのは、車をみつけると、子供がなにやら部族の言葉で叫びながら走り寄ってくることだった。多分なにかねだっているのだろう。そういう経験があるのだろう。彼らは彼らの伝統的な生活を守っているのだから、よそものがそれを乱すようなことをしてはいけないと思うし、彼らには毅然としていてほしい。よそものに媚びないでほしい。というのは旅行者のわがままであるが。

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〈マサイの部落〉

ところでこのマサイの人達の生活のために、森林が減っており(燃料として切るので)、サンダルの裏についてきた種により、有毒な植物が繁茂する事態が生じているらしい。どこにでもある問題だが、なんとかうまく折り合うといいなと願う。

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外輪山を降りると土が変わる。赤かった土が灰褐色に。ジョン曰く、火山性の土だから植物が育たないのだと。たしかにンゴロンゴロの外輪山は、雲に覆われ湿気も多いことから森が深かったのに、降りたところにはアカシア、それも小さくいじけたものしかない。地味が極度に悪いからだそうだ。

やがて初めてシマウマたちと遭遇。これまで人工的な囲いのなかでしかみたことのないシマウマは、緑の草原におくと実に美しい。張りのある美しい体躯は意外と小ぶりだが、毛並は少しも汚れていず光っている。ライオンでなくてもかぶりつきたくなるようなぷりぷりしたお尻には生命力があふれている。遠くにはダチョウの夫婦。そしてインパラも見える。

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海の中で魚をみるように、動物の普通の毎日をいま見ているのだ。彼らのいつもの生活。人間が自然の一部になっている世界。
しばらくいくとセレンゲティと書いたゲートをくぐる。ついに来てしまった。ここなのだ。

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〈草原で狩がしやすいため、猛禽がたくさんいてうれしい〉

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