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早春の大和路

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もう5年ほど、春浅い大和路を歩いてみたいという思いを抱いていた。

どうしても今年決行と決めて、週末1泊だけれど車を駆っていってきた。イメージは古代の歴史が息づいた原っぱを歩くことだったので南部の車がないと不便な地域をメインにした。

奈良駅周辺は電車でもいけるからまたそのうちいこう。本当は宿坊に泊まって高野山も行ってみたい。

で、最初にむかったのが天の香久山。小学校の3年生になるまでばあちゃんの家の2階に間借りしていた我が家。正月ともなると親戚一同ここに集い、楽しくすごした行事のひとつが百人一首だった。最初はなにがなにやらわからぬ、ひらがなだらけの札が、得意札が増えるごとに文言が頭に沁みついていくのだが、天の香久山をうたった持統天皇の句はその最初のころだった。なつきにけらし。ころもほすてふ。てふてふ 。

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なだらかな、丘というべき163mの頂は 明るく開けていて、國常立命を祭神とする國常立(くにとこたち)神社があった。小さな素朴な祠で、おとなりには雨ごいの為に高靇神が祀られていた。
 
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一帯は散策路と自然公園になっていて、ロウバイやつばきが綺麗だった。
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上の右側の写真は、月の誕生石という巨石。なんでも岩が割れて、そこから月が誕生したのだそうだ。洋の東西を問わず、古代は巨石にまつわる伝説や神話が多い。人は大きな岩になぜエネルギーや神性をみいだすのだろう。
 
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そのあとは石上神宮にいってみた。ここは日本書紀にあらわれる日本最古の神宮だそうで、八岐大蛇を斬ったというすごくかっこいい宝刀が収められているため、戦いだとか昇進だとかにご神力があるのだそうだ。なにやら鶏が特徴のようで、たくさん放し飼いになっていた。
夕暮れ、素泊まりのゲストハウスでご飯を食べるための食糧をスーパーで買い出しして、宿に向かう。おもしろかったのが天理市。初めて訪れたが、その異様なまでの組織力というか権力というか集団力というか、ひとつの市をつくりあげる、それも江戸末期からの宗教というのでびっくりした。たんなる新興宗教かとおもっていた。
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翌日はゲストハウスすぐそばの恵比寿神社の桜が咲いているといわれて寄ってみた。たしかにすがすがしい空気の静かな神社ではすでに1本が満開。お財布の幸せを祈って本日のメインイベント、三輪山と大神神社詣でにあるきだす。
 
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すごく有名なところなのに、なにやらとても鄙びている。参道はつねに露天がでているほどにぎわっているようなのだが。
この三輪山がご神体になっていて、昔は神職でさえ禁足だったそうだけど、今は申請すればのぼらせていただけるとのことでいってみた。すごいパワーのある場所だそうで。
まずは本殿のない大神神社をお参り。ガラガラとお賽銭箱は普通にそなわっていて、敷石にバッタのように頭をなんども擦り付けているおばさんがいてちょっと圧倒される。
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その後、受付をして、自分でお祓いをして(ヌサを振って)入山。
けっこうまともな山道を、今年初の山行としてもカウントできるようなけっこうまともな山道を30分ほど登ると、ようやく御社と、山頂のご神体にたどりつく。
朝ほぼ1番だったので、まだ人も少なく静かに浄められる。
下山しはじめると団体さんが次々と登ってきたので、このあとだとあの狭い山頂は大混雑だろうと思い、早い時間にいってよかったと思った。
降りてからはおなかが空いたので、地元でなにか、とおもったけど、これまた意外とほとんどご飯やさんがない。ここが地元の三輪のそうめんやさん3軒ほどと、お好み焼き屋さんで、お好み焼き屋さんをチョイス。そうめんはにゅう麺だったので、ちょっとパス。
 
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腹ごしらえをしたらこのあとは2つほど寄りながら帰途につく。6時間かかる関東にもどらなければ。
ということで帰り道の途上に位置するまずは長谷寺。
ここは真言宗豊山派の総本山なのである。実家は智山派だけど真言なので、やはり親しみがある。
花の長谷寺でつとに名高いだけに、このじきですら豊かな花色にあふれていた。
名物の牡丹は5月らしい。
これも見どころの長い登り廊下は、越前の永平寺に行ったときのことを思い出させた。
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次はどうしても、昔からいってみたかった、これも真言の寺、室生寺。女人高野として名高い小さなお寺だが、空海は心はここにあるといったほどこの寺が好きだったのだという。
 
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古びたお寺と日本で一番小さい五重塔。
下段みぎの画像が十二神将がある金堂。別料金というなかなかやりてな経営だったが、それでも入る価値はある。木彫りの寄木造のこぶりな十二神将は、表情も衣の動きも色彩も豊かで、柔らかく軽やかで生き生きとしていた。
次は別途、有名どころでまだいっていない正倉院や浄瑠璃寺など、奈良駅周辺のお寺もいってみたいのと、なにより宿坊に泊まって高野山、というのをぜひ決行したい。

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