ペット

またいつか

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17年半一緒に暮らしてきたロシアンブルーのミルがとうとう逝ってしまいました。

覚悟はしていた。でも覚悟なんてなんにもならない。

去年2月に家の本体が引っ越してからの1年は、ほんとに濃密な1対1の日々だった。お互いに依存しきっていたからこの別れは想像していた以上の激しい喪失感をもたらした。

ひとりぼっちになってしまった誰もいない家。

毎日、玄関にお迎えにきてくれたミル、おやつをおねだりして行儀よく長い尻尾を巻き付けて座っていたミル。お風呂の洗面器で水をのんでいたミル。引っ越し段ボールにのぼって爪とぎをしていたミル。2階の南側の窓際で日向ぼっこが大好きだったミル。

夜にはうるさいほど喉をならしてわたしの腕枕で寝ていたミル。

大阪から飛行機にのってきた4か月のミル。レオととても仲良しだったミル。

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心も自分で全くコントロールできないし把握できない。
昨日までいたものがいないという喪失感。なぜいないのかと問うてしまう。

命のある暖かい生きているものがそばにいなくなった喪失感。毎日撫でて抱いてほおずりしていたことができなくなった悲しみ。こちらの働きかけに反応する知能と愛情のある相手がいなくなった孤独感。

認めたくない気持ちのためにご飯ボウルやトイレはそのまま、毎日していたように水も替える。でもそれらを直視できなくて、目をそらしながら作業をしてしまう。誰もいない家に帰るのが辛い。でもミルと一緒にくらした家に帰りたい。

毎日、ふいに彼女の姿や表情が浮かんで、同時に嗚咽がこみ上げる。

当分立ち直れそうもない。彼女がいなくなったことで私の生活の基盤も変わってしまう。

 

桜吹雪に本物の雪が混じる中、佐久の山小屋にいって一晩一緒に眠り、翌日レオのとなりに埋葬した。

二人また一緒になれてよかったね。レオ、ミルをよろしくね。

 



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命日

去年の今日、愛猫レオが旅立ちました。201112272125000_2
もう1年がたったんだなぁ。まだ暖かさの残るからだを抱きしめて、どうしようもなかったことが思い出されます。

犬と違って、慣れた環境を離れることは苦手なネコ。だから基本的に移動は避けますが、1年に1度、季節のよいGWの佐久の山小屋に連れて行っていました。そこでは自由に駆け回れ、木登りも慣れないハンティングも楽しんでいたようでした。

ときどき、帰るときにいなかったりして、散々探したり、何かに驚いてお隣の床下からどうしてもでてこなかったり、困ったこともあったっけ。

いまどきの家ネコにしては短い生涯だったけれど、一緒に暮らせた日々はとても大切なものです。かけがえのない、大切な家族でした。家に来たばかりのころは、30cmの箱にもとびのれなくて、極度の人間不信だったレオ。それがわたしにだけなついてくれました。抱っこすると恥ずかしそうに逃げてしまうくせに、いつも必ず近くにいたレオ。

手術するまではスプレーがひどく性格も荒くて、かなり苦労されられたけど、晩年は穏やかなかわいいおじいちゃんになりました。海苔がすきで、海苔の匂いがするとすぐやってきてはおねだりしていました。おせんべいも好きでした。ボリボリいい音をたてて食べていました。

面白いのは爪とぎで、ふつうひっかかりの強い、柔らかい木とかソファの布とか壁とかがすきですが、レオはなぜか冷蔵庫や扇風機といった、ツルツルのプラスチックやガラスがすきでした。ひっ201112272126000_2かからないはずなのに、いつのまにかそれらにはレオの爪あとがしっかりついていました。

写真は、大事なお友達が手作りしてくださったレオです。羊毛フェルトのオリジナルです。彼女はプロとしてやったら、とわたしが勧めたくなるほど上手な作家さんです。レオの太くてしっかりした前足や大きな目がよく表現されています。レオといっしょに、もう5年ほど前にいってしまった愛リスのボンもつくってくれました。

ふたりは、佐久の山小屋、薔薇の根元に静かに眠っています。

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さよなら

12月27日。愛していたロシアンブルーのレオが旅立ちました。 2010_12_29_0037_2

享年10歳1ヶ月でした。

歩いて2分のホームセンター併設ペットショップ経由で、ブリーダーさんから我が家にきた時には4ヶ月になっていました。おおきな手足が目をひいて、それがライオンをイメージさせ、レオという名前はすぐに浮かびました。

ブリーダーさんのところではケージ飼いだったようで、30cmの箱にも、最初はとびあがれない子でした。極端に人間嫌いで、さわると怒る怖い子でした。

それでも、わたしには愛情を示すようになりました。
本当は甘えたいのに我慢して、わたしの傍1mくらいの距離にいつも伏せている子でした。抱くと照れくさそうに、すぐに降りたがるのでした。

手術をしてからは穏やかになりましたが、それまではスプレーも激しく、日に一度のお外の散歩タイムでは、野良猫の匂いに興奮してなんどもわたしにとびかかり、重症を負わされたこともありました。年をとってからは玄関におしっこをしてしまう、困った子でした。食いしん坊で、海苔が大好きで、煎餅やあられも目がないのでした。ロシアンブルーにしては体格のいい子で、7キロ近くありました。それが今年になって痩せ始め、細く小さくなってしまいました。

レオのいない家は空っぽのようで、一晩泣き明かしました。次の日、佐久の山小屋に、一人で埋葬にいきました。そこでまた一晩飲み泣き疲れて、今日大切に葬りました。すこし気持ちの整理がつきました。突発的に涙に襲われますが、しばらく時間がかかるでしょう。

まっていてね、わたしがいったら真っ先に駆けてきてねと約束しました。

2010_12_29_0039_2 ぼんやりして雪の中をただ歩きたい気持ちで、北八ヶ岳山麓の八千穂高2010_12_29_0040_2 原スキー場あたりまでぶらっといってみました。日本一という白樺林に少し癒されてきました。

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